FC2ブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
講習会に行く歯科医の落とし穴
新しい知識を得るために、歯科医は講習会にいきます。
自分で勉強しないと時代から取り残されてしまいますから、
講習会へ行くこと自体はいいことなのですが、
落とし穴もあります。

治療システムが確立した分野の講習会は、それなりに安心できる内容が多いのですが、
治療法どころか原因も病気の起きるメカニズムも、
それどころか病気の定義すらも定まっていない顎関節症の治療法となると、
講習会に思わぬ落とし穴があります。

顎関節症に関しては、確かな根拠に裏付けられていて、研究者誰もが認めている
そんな知見はとても少なく、顎関節症とはどんな病気なのか、
どんな場合にどんな治療法で対処すれば確実なのかなどが明らかにされていないのです。

そんな状況ですから、教える側の頭の中もいささか混乱しています。
顎関節症治療に関連して起きることどもすべてを、
矛盾無く説明できる理論が無いので、
自分の考えで説明できない事柄は無視しないと、話がまとまらなくなります。
時間の限られた講習会ではなおさら切り捨てる部分が多くなります。

さらに、自説が正しいことを説明するための証拠は、強調的に取り上げることになります。
短時間のうちに自説を説明しようとすれば、これはある程度は避けられません。

講習を受ける側が、ある程度の予備知識と見識を持っていると仮定して
このような講習会は行われるのですが、
なかには、経験が浅く、物事の表を見て裏を想像することができない
ナイーブな性格の受講生がいたりするのです。

こんな人は講習を丸ごと信じ込んでしまうのです。

教えている側が何とか破綻せずに治療を行えているのは、
講習で切り捨てざるを得なかった内容にも配慮しながら、
慎重にバランスをとって治療しているからなのですが、
ナイーブな受講生は講習の内容がすべてと思い込んで、
暴走するのです。

教えている側からすると、そこまで自信満々に、なんにでも手をつけたら危ないよ、
と言いたくなることがあるのです。

文章にすると、そんな馬鹿なという内容ですが、
恐ろしいことにまれな事ではありません。

私は人に教えるときに、このような暴走が起きないように、
くどくどと小難しい説明をします。

聴く方は「そんな学問的なことじゃなく、すぐに使えるテクニックを教えてくれ」
と思っているのはひしひしと伝わるのですが、
やはり順序良く訓練しないと危ないと思うのです。

それが結構評判が悪いのですが、しかたが無いのです。

顎関節症は、基本的に治りやすく、さほど心配する必要の無い病気ですが、
時として、線維筋痛症や慢性疲労症候群や化学物質過敏症や過敏性大腸炎や
その他もろもろの厄介な病気の入り口の場合もあるのです。

奥が深いのです。

顎が痛いだけの病気と思い込んでいると、
驚くような展開を見せることがあるのです。

簡単に手をつけては危ないんですよ、歯医者諸君、
と、いつも心の中でつぶやいています。




スポンサーサイト


テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

顎関節症 | 18:36:06 | トラックバック(0) | コメント(1)
コメント
初めまして。先生の本音が書いてある、このブログには、いつも共感して嬉しく読ませてもらっています。
私は、10年以上激痛と戦い熊本の歯科ですっかり良くなりました。当時は、線維筋痛症という、言葉もなく、死まで追い詰められた経験の持ち主です。
いままで50人以上の患者さんと出会い、口の中を見せてもらいまいた。
<線維筋痛症を克服しました。>という体験談とたくさんの質問からブログを書いています。だれかのヒントになればいいなと思っている者です

顎関節症、顔面痛、線維筋痛症は顎関節のズレ。治療方法は歯科の枠超えたものです。たくさんの治療実績があります。

難病といわれ、治療は、困難。といわれていますので、なかなか信じていただけないのが、現状です。昨年10月にであった治験寸前の線維筋痛症の方は私を信じてくれ、今1人で通院できるまで回復しています。

治療方法は存在します。そのためにも歯科技術が絶対必要です。薬や医科では、無理です。

先生には、伝わるような気がしました。歯科の先生方がこの病気を治せます。他にも必要のものは、ブログにかきました。
どうぞよろしくお願いします。

2010-03-03 水 16:34:48 | URL | カボチャ55 [編集]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。